介護現場に求められる人物像とは

 

介護の面接では、介護の仕事に求められる人材を理解することが大切です。
特に介護職は職員と利用者のコミュニケーションが重視され、仕事を進める上でお互いに信頼関係を築くことは必要不可欠です。

そのため、「明るく元気」な人が理想的とされます。
耳が遠い高齢者の方に聞こえるように話すには、大きな声を出さなければいけない場面が多くなります。そのため、小さい声でもごもごとしゃべっては、不採用になってしまうこともあります。面接官に質問に対して、はっきりとした大きな声で受け答えをしましょう。

また、介護職は相手の気持ちがわかる人ほど、利用者さんが満足する介護を実践することができます。
認知症だったり、言葉が離せなかったり、耳が聞こえにくい人など、施設には体が不自由な人がたくさんいます。実際にはイライラしていたり、何か不満をかかえていたり、誰にも迷惑かけたくないと、我慢している人もいるものです。利用者が何を求めているのかを、言動や行動から察知する必要があります。
そういった背景からも、面接では相手の立ち場に立って物事を考えられるということを自分の長所としてアピールすると良いです。

そして面接に行く前には、身だしなみをきちんとチェックしておきましょう。
介護職は人と人とが触れ合う職業です。身だしなみを整えることで、相手に誠実さをアピールすることができます。男性ならヒゲをきちんと剃ったり、髪型はボサボサではなくしっかりと整えて、シャツにはアイロンがけをしましょう。

また不潔な格好では、面接の受け答えをする前から「不採用」としてスルーされてしまいます。身だしなみは自分を清潔に見せるだけでなく、相手に対して失礼のないようにという意味も込められているので、外見も通してきちんと自分をアピールしましょう。

介護業界は人材不足が深刻であり、どこにでも簡単に入れると思われがちですが実際にはそうではありません。
本当に待遇がよく、働きやすい職場の募集時にはたくさんのライバルがいるものです。自分の理想的な求人を勝ち取るためにも、予め介護の採用試験時の質問事項や注意点をしっかりと確認しておくことをお勧めします。